先日「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで感想を記述しました。
そこでふと目にしたもので気になることがありました。
Googleの検索窓の予測変換に「金持ち父さん貧乏父さん やばい」と表示されたのです。

何がどうやばいのかわかりませんでした。
そこで色々調べてみるとわかったことがあったので紹介します。
内容全体のレビュー記事はこちらから見れます。
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『金持ち父さん貧乏父さん』がやばいと言われる理由
結論から言います
マルチ商法や怪しいビジネスの勧誘に悪用されるからです。
本書の内容は私たちの意識を大きく変えてくれる非常にパワフルなものです。
常識だと思っていたことが覆されることもあるでしょう。
だからこそ悪用されやすいです。
内容としては
- お金持ちは自分で働くのではなくお金に働かせる
- お金持ちになりたいなら自分のビジネスを持て!
- お金持ちになるなら経営者か投資家になれ
こういったものがあります。
これらの言葉ってそのままマルチ商法などに応用できちゃうんですよね。
例えば
お金を働かせるために資産運用してみませんか?
自分のビジネスを持つために一緒にビジネス始めませんか?
お金持ちになるために投資やりませんか?
などです。
本書を読んだ直後ならついつい誘いに乗ってしまいそうですよね。
これが「やばい」と言われる理由だと思います。
ざっくり言うとこんな感じですが、詳しく説明していきます。
『金持ち父さん貧乏父さん』の罠① 短期的にビジネスや投資に走ってしまう
本書では人の働き方を
「従業員」、「自営業者」、「ビジネスオーナー」、「投資家」
の4つに分けています。(下図を参考)

そしてお金持ちになるなら「ビジネスオーナー」か「投資家」(図では右側)になれと本書には書かれています。
これは「ビジネスオーナー」や「投資家」は自分が労働しなくてもある程度収入が入ってくるのでこういわれています。
言っていること自体は正しいです。
しかし鵜呑みにしすぎてはいけません!
将来的に「ビジネスオーナー」や「投資家」を目指すことを勧めているのであって、すぐになれと言っている訳ではありません。
知識や経験もないのにいきなりなろうとしても成功する確率は限りなく低いです。
『金持ち父さん貧乏父さん』の罠② リスクを説明していない

「ビジネスオーナー」や「投資家」になれと本書では言われていますがリスクなどは説明されていません。
当たり前ですが少なからずリスクはあります。
本書によってお金の考え方を一変させられた人が、リスクを理解せずに飛びついてしまうことが懸念されます。
『金持ち父さん貧乏父さん』の罠③ 「チャンスは今」と追い打ちをかける

本書はストーリー形式で進んでいきます。
その中でお金の勉強をしようか迷っている主人公(貧乏父さん)に金持ち父さんは、勉強をするかしないかの選択を迫るシーンがあります。
そのシーンの中で「チャンスは今だけ、すぐに決めないとチャンスを逃してしまう」
といった趣旨のことを金持ち父さんは言います。
その後主人公はすぐに勉強することを決めお金持ちになります。
このシーンもマルチ商法を勧誘する人からすると好都合です。
本を読んで衝撃を受けた後に「今しかない」と言われると、「チャンスを逃したくない」という心理が働きつい誘いに乗ってしまうのです。
まとめ:『金持ち父さん貧乏父さん』は良本だが勧誘などに悪用されやすいので注意

「金持ち父さん貧乏父さん」がやばいと言われる理由がわかったと思います。
悪用されやすいとはいえ、それを理解した上で読めば勧誘に乗ることもないでしょう。
この記事では悪い点にしか触れませんでしたが、何も「この本が悪い、やばい」わけではありません。
世界的に売れているのが何よりの証拠でしょう。
もしあなたがお金持ちになりたい、お金のことを勉強したいと思うならぜひ手に取ってみてください。
レビュー記事はこちらから。